読んだ本:幻詩狩り
む。面白い。
SF的なワクワク感はないんだけど、
こういう話が好きなんでしょ。と言い当てられたみたいでちょっと悔しい。
あぁ好きだとも。面白かった。
ラストはどうなんだろう。でも、オチを楽しむ話でもないので問題なし。
ルーディラッカーがソフトウェアで、
「意志も電気信号なので、
自分の考えや感情が記録された文章を後世の人が読んだ時に、
他人の頭の中に自分と同じ回路・信号が再構成されるのなら、
それは比喩でなく、自分が甦り、生きていることになる」
みたいなことを書いていて、とても感銘を受けたけど、
主体となる自分がない場合は、この幻の詩になるのかも。
プログラムコードも思考や意志の表現だから、
実行結果でなくコード自身によって、自分を表現できるはず。
文才があれば、いつかそんな話をかいてみたい。
というのが読後の感想。