2007年10月6日土曜日

読んだ本:真空ダイヤグラム

プランクゼロを読んだのはもう一年以上前だ。
原書では1つの作品だったのを2つに分けたらしいけど、
確かに読後の感じがプランクゼロとおんなじ。
お話は面白いのに、登場人物に感情移入できないんだよお。
大河ドラマの面白さって、壮大な背景と対比される小さな「個」ではないかと。
共感しなくてもいい「個」なんだったら、
イーガンのワンの絨毯の方がぶっとんでて面白い。

ただし、第七部というかアーワルの話は良かったです。
故郷を捨てないと生きられない前半が特に。