観た映画:バベル
シャマランの映画にがっかりしたので、前から観たかった映画で口直し。
面白かった。夫婦とか親子とかの、微妙な関係・雰囲気のリアルさにとても良く移入できた。「バベル」ってのは人間同士の不理解ってことなんだろうけど、その上に成り立っている世の中で、一人一人には同情できるところが面白い。
ハプニング
おもしろいか?これ。
ショックシーンも無理やり音で盛り上げちゃって(驚いたけど)、疑問を最後までひっぱられて気にはなるけど、恐怖とか迫ってくるものは感じられないし。んで、あのラストかい。
シャマランはどこに行きたいんだろうなぁ。。。
崖の上のポニョ
ポニョの本名とか、死んだ人と生きている人の関係とか、伏線はいろいろあったみたいなんだけど、途中でどうでもよくなっちゃたのかな。
画はかわいらしいし、子供は喜んでたのでよしとしよう。
おっと。おもしろいじゃん。
あくまでアニメの文法なんだけど(実写でやったら「んなバカな」というような動きとか)、実写時代劇みたいな演出で、ドラマとチャンバラを上手に入れ込んでいて、奇をてらうわけでもなく、丁寧にできていて、好感度高い。
最初の雨のシーンなんかを見ると、黒澤明を意識しているのかと。アニメなので臭さ(ホコリ、カビ、汗)が感じづらいけど、まぁそこは仕方ないとしよう。
心配した長瀬の声も、全然あり。気に入った。
悪の表現に、ちょっと前に流行ったJホラーを取り入れたのか。意欲的だとは思うけど、仮面ライダーと別のホラー映画を無理やり一本につないだ感じがして、ちょっとおしい。あと、一文字隼人と風見志郎のキャラがちょっとかぶるな。
夜中にテレビでやってた、ブラスレイターってアニメを見たけど、こっちの方が石ノ森章太郎の仮面ライダーの正統な進化なような気がする。。。というのは言い過ぎか。
つまらん。大した話じゃないし、アニメとCGの融合も違和感しか感じない。アップルシードはモーションキャプチャで新しい絵を作ろうとしている意気込みが感じられて好感をもったけど、ダメだこりゃ。
ジョンウーがほんとにやりたかったアクションて、これなの? 現実世界で、チョウユンファがこんな動きをしたとして、楽しいのか?
投稿 tetsu - 17:57
映画『NEXT-ネクスト-』 - シネマトゥデイ
観る前は、「どうせ原作のことなんか考えてないんだろうな。でもニコラス映画だし、ゴールデンウィークだし。馬鹿映画みるか」てな具合だったけど、予想外に楽しめた。いや、確かに原作とは全然違ったものになってたんだけど、ところどころでツボは押さえてるし(戦艦の中での平行した存在はそういう事なんだろうな、と)。
落ちでガッカリさせられるかと一瞬思ったけど、その上で、主人公は恋人を囮にするという決断をしたのだと理解。なるほど。いいかも。
映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』 - シネマトゥデイ
町山智浩のアメリカ映画特電でずいぶん持ち上げていたので、期待して観に行った。HAKAISHAとか軍隊が出てくるシーンは確かに良くできて出来てた。けど、お話は中身ないなぁと。町山氏もストーリーには触れてなかったな、そういえば。
十分楽しめたし、ゴールデンウィークに見る映画としては最適だけど、テレビでやっててももう見ないかな。
むむ、難しい。
実在と非実在の定義や、マクタガート、反マクタガートの考えが丁寧に説明されているので話は追えるのだけど、説明を消化するのでいっぱいで、自分なりの解釈とか発展までにいたらない。ちょっと本を読んだくらいでは不十分ってことか。
終盤の著者の考え方の説明は、急に文章がかわって、熱意は伝わるのだけど、それまでの丁寧な説明ではなくまくし立てられた感じ。学生の時だったら、もう少し時間をかけて他の文献も見てみたいテーマではあるけど。
とても興味をそそられる内容ではあったけど、
門外漢でも、もう少し俯瞰的に楽しめる解説であるといいな。
決着のつかない終わり方とか引っかかるところはあるのだけど、やっぱりグレッグベアおもしろい。出版時の書評が気になって読んでなかったけど、気にしなきゃよかった。
お話としては火星転移の方が面白かったかもしれない。強い女性が悩みながらも組織を動かすところを、詳細に書いてるのは一緒。
本作は、テーマが生殖と進化だからかリアル。
そういえば神霊狩りで、自己増殖を許した研究員のことを「ブラッドミュージックね」と言ってた。
表題作以外はわかりやすいし、どの話もよく練れているし、「少年と犬」なんてとてもおもしろいのだけど。。。なんか、言葉が多すぎて白けるというか、作者のオレ様ぶりが匂ってしまって残念。日本人にはなかなか受けないんでは。
またまたこのシリーズ。
このシリーズの1980年代の方が、話にバリエーションがあるのだけど、70年代の方が記憶に残る話がおおい。時代背景の解説もとても参考になった。昔読んだ接続された女も逆行の夏もしっかり覚えていた。
七たび戒めん~はひろいもの。解説がなかったらオチがわからなかったけど、他の作品も読んでみたい。
表題作の背景設定がすごい。「かたち」と「ちから」なんていくらでもありそうな設定なのに、ちゃんと世界観まで書けていて登場人物も存在感十分。オチはイマイチか。続編考えてるのかも。
小品だけど、デュオもすき。
1990年度版に味をしめて。
Tutayaの半額クーポンで、テレビシリーズ全巻と映画を一気観。
テレビシリーズはトビトビで観てたので、話がつながってよかった。
映画の最後のアクションシーンは、マトリクスレ・ボリューションズの屋内バトルに影響を与えてるみたい。
全体的に日本的なカッコイイものをあれもこれも詰め込んで作った感じで、とても気に入ったけど、ひとつ残念なのは主役4人の関係性にはあんまり言及してないところ。なぜ4人が一緒にいるのかわからん。一人一人がとてもかっこいいのに、BEPOPとしての特色がない。
iPod touchの通信が不安定で、つながったり切れたりする。
ちょっとした通信はいいんだけど、大きめのページとかYouTubeだと途中で切れちゃう。
どうも、基地局のANY接続が不可(ステルス)になっているとダメみたい。
ESSID公開したら切れなくなった。Googleマップもサクサク動く。
ちょっとヤだけどしょうがないか。
派手で楽しくて何にも覚えてない。年喰ったジョンマクレーンとか、娘との関係とか、話の膨らまし方はいくらでもあるだろうに、でもあの映画にしちゃうところがハリウッドなんでしょう。
chase of the black pearlの、先が読めない展開の速さは楽しめたけど、残りの2作は子供だまし。辞めときゃよかったのに。
投稿 tetsu - 0:18
いろんな書評で、美しい文章と評されていたので読んでみたけど、個人的にはもうちょっと平易な(凝ってない)文章が好きなのと、内容がグロでないのがいいかなと。
ただし、面白くないかというとそうでもなく。続編(時間的には本編の前らしいけど)が文庫で出たら読みそうだなぁ。
わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいるで、「数式なしでわかった気になれる」という触れ込みだったので試してみた。
ゲーデルの略歴と思想の紹介本としては普通だった気はするけど、説明は確かにわかりやすいかも。内容とは別に、読んでる間に脳ミソが高速回転する高揚感が気持ちよかった。もともと本を読むのが遅いので、1冊でこれくらいのボリュームだと3日ほどかかるのだけど、この数日の気持ちよさのために、この手の本を読むのはありかも。